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上州沼田とんかつ街道を行く 第2回 割烹つるや編

 

おもてなしでおなかも心も満タン

「上州沼田とんかつ街道を行く」は、上州沼田とんかつ街道加盟各店をくまなく紹介して歩くコンプリート企画です。毎月、それぞれのお店で実食・実感をして、その魅力をみなさまにお伝えしていきます。

食欲の秋真っ只中の第2回は、割烹つるやさんです。真田信幸が築城した沼田城のお膝元である下之町エリアにあるお店を訪れました。

今回取材させていただいたのは、10月18日の夕刻、一人では複数メニューをいただけないので友人を連れ伺いました。

城下町の風情を残す上州路の奥座敷

板橋 義也 - DSC_0885

風情のある暖簾をくぐりお店に入ると、店主親子がお出迎えしてくださいました。

あまりに腹ペコ状態であったので、ご挨拶もそこそこにメニューを拝見。割烹料理店であるにもかかわらず、かつメニューが豊富なことを確かめつつ最初に注文させていただいたのは、奥利根もち豚を使った「特大メンチかつ」です。

「奥利根もち豚のロースかつ」と「えだまメンチ(80g×2個)」を横目に見つつ、250グラムというボリュームにそそられてしまいました。もちろん、中年男性二人組ですから、野菜メニューをお願いすることも怠りません。「ぜいたくトマトサラダ」も同時注文しました。

大きさに驚き、味でさらにびっくり

上州沼田とんかつ街道の各店は、とんかつの味を競い合うだけではなく、そのボリュームもまた「デカ盛り」的にではなく「風情のあるボリューム感」として競い合っています。

割烹つるやさんの特大メンチかつは、まさに「城主様」的な存在感を漂わせるサイズ感で登場し、思わず目がまん丸になりました。

板橋 義也 - DSC_0890

しかし、それは次のまん丸な目の序章に過ぎませんでした。

箸を入れると、サクッと乾いた音がしつつあまり抵抗感なくメンチかつが切り取れます。口に運ぶと、奥利根もち豚の甘い脂が口の中にあふれます。しかも、こってりとした感じではなく、サラサラとした上品な肉汁なので、もう一口、もう一切れ、と箸が止まりません。まん丸な目がさらにまん丸になりました。

いきなり完食、というところで、思い出しました、生ビールの存在を。冷たいビールで舌を洗いつつ、次の一切れに挑もうというところで「ぜいたくトマトサラダ」の登場です。これがまん丸な目の第2弾となりました。

フルーティという言葉はこのトマトサラダにこそ献上したい

板橋 義也 - IMG_6097

出されたトマトサラダは、たった一つだけトマトドレッシングに使われているセロリを除けばまさに地元沼田産野菜のオンパレードでした。同じ土地、同じ水、同じ太陽、同じ空気、同じ風と雨と雪、同じ方言に育まれているのですから、バランスが崩れようもありません。

使われているトマトは3種類。大ぶりのトマトが「尾瀬のしずく」、そしてミニトマトの千果(ちか)とプチぷよですが、どれも甘いこと甘いこと。トマトはフルーツだと叫びたくなります。どれも地元野菜ですから、とれたて新鮮この上なく、デリケートなトマトの柔らかい実を余すことなく味わい尽くせます。

ドレッシングも付け合わせのキュウリやパプリカもフレッシュそのものです。ドレッシングの玉ねぎ、人参、トマトやピーマンと共に醸し出す超絶ハーモニーに目がトマト以上にまん丸になりました。

仕上げにこれまた奥利根もち豚のバラなんこつ

この日はもう一つ狙っていたメニュー「利根沼田の生乳で造ったナチュラルチーズ使用のチーズサラダ」があったのですが、サラダがダブるので涙を飲んで次回以降のお楽しみにして、もう少しお酒を楽しもうともう一品注文しました。

板橋 義也 - IMG_6098

「豚バラなんこつ」です。釜飯の器に入ってきますが、これが酒の肴に、そして残ったスープに白いご飯を入れて締めの一杯にぴったりの逸品です。

じっくりと煮込まれてトロトロになった豚バラなんこつに豆腐とネギなどの野菜ががたっぷり入り、半熟状態の卵がトッピングされています。煮込んでいるスープはキムチやコチュジャンなどで味付けがされていますが、いやいや、この複雑な味わいは、まさに別世界。トロトロなバラ肉にスっと歯で簡単に噛み切れるなんこつの取り合わせが絶妙です。おじさん二人が夢中になってスープをすすり、肉を噛み、その合間に手酌で熱燗を飲む様のカッコ悪さも、閻魔様だってヨシヨシと頷きながら見逃してくれそうです。

熱燗選びに最適な相談役

取材目的で伺ったにもかかわらず、おじさん二人がついつい杯を重ねてしまったのには理由(わけ)があります。ご店主親子の日本酒に対する愛情と、その愛情に裏付けられた品揃えに話が及んで脱線し、ついつい試飲の域を踏み越えてしまったのです。

この夜は寒波に秋雨前線にと一挙に押し寄せてこの秋最も寒い夜だったのですが、ネットでしか買えないレアなお酒の味わいも含めて、心の隅々までたっぷりと温まることができました。

 

どうもごちそうさまでした。

上州沼田とんかつ街道を行くは、次回に続きます。

記者 板橋義也(NNETマーケティング・ディレクター)



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