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上州沼田とんかつ街道を行く 第7回 食事処 あずま編

 

超弩級サイズで冬スポーツシーズンにピッタリ

「上州沼田とんかつ街道を行く」は、上州沼田とんかつ街道加盟各店をくまなく紹介して歩くコンプリート企画です。毎回、それぞれのお店で実食・実感をして、その魅力をみなさまにお伝えしていきます。 第7回は、第1回上州沼田とんかつ街道グランプリトーナメントで準グランプリを獲得した食事処あずまさんです。

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今回は、おじさん3人組で、春の彼岸の中日に訪問させていただきました。 今回も、横浜方面から帰省を兼ねての訪問でしたが、練馬インターから関越道をひた走り、2時間ちょっとの旅でした。道路が空いていたら、高速SAグルメを味わいに行けるくらいの手軽さで来られます。 当日はランチタイムよりだいぶ前倒しにして到着したので、休日にも関わらず、すんなり席に着くことができました。 あずまさんは、たっぷりとした座敷席があるので、ゆったりとした気分で食事を味わうことができます。 そして、あの分厚い・・・と、すでにお腹が鳴っています。

 

春の兆しを感じながらの、満腹コースを注文

実は、あずまさんを訪問するには大きな目的がありました。あずまさんのお店の「看板に掲げられている2品をコンプリートする」ということです。 ご主人ご自慢の田舎そばはもちろん体験済みですし、かつのシリーズも何種もいただいてきているのですが、この夢のコラボは未体験。 と言うことで、早速注文しました。太身の私は「そば特選味噌かつセット」(税込1,980円)をお願いしました。 バラエティ豊かなメニューをじっくりと覗き込んでいた中肉中背の連れ合いのおじさんその1は、最近の売れ行き好調な「牛かつ定食」(税込1,680円)を注文しました。一方、ガリガリ目前の細身の連れ合いおじさんその2は、HPでもオススメの一品「大エビミックスフライ定食」(税込1,350円)を注文しました。 そして、揚げ物ができるのを待つ間に改めて分厚いメニューをチラチラ眺めていたガリガリ目前おじさんが叫び出しました。「ああっ、忘れてた!」。 そうです、彼は、この日の目的である「あれ」を注文するのを忘れていたのです。 慌てて沼田が誇るご当地メニューの「えだまメンチ」を単品で注文して、満腹コースが完成です。 出来上がりを待つ我々の目に飛び込んできたのは雛人形でした。

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この雛人形は、あずまさんから車で15分ほど国道120号線を尾瀬方面に向かったところにある老神温泉で行われている「びっくりひな飾り」イベントとのコラボレーションとして飾られているものでした。

地域活性化を意識して、温泉郷を訪れたお客様に、期間限定のサービスをするというもので、地元密着の「上州沼田とんかつ街道魂」を感じさせてくれました。(イベントはすでに終了しています)

 

度肝を抜くほどの分厚さとボリューム感で、胃袋超興奮!

まずに登場したのが「牛かつ定食」でした。おじさんその1がまずはびっくり。牛かつのサイズがびっくりサイズなのです。普通だったらロースカツのサイズ感で、一般的な牛カツ(他所はこの表記がほとんどなので)と比べると1.5倍はありそうです。まずは、ボリュームで勝負あり!しかも、価格は標準サイズ!! どこまでもお客様をおもてなししたいというご店主の意気込みが、こんなところにも現れています。

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お味は、というと、もちろんトンカツとはまた異次元のしっとり柔らかな落ち着きを感じます。なるほど、ミディアムレアな揚げ加減だからでしょう。レアな味わいを強調しすぎる昨今の牛カツとは違い、こちらは、「とんかつ」の範疇にしっかり収まっているからこその安心感があります。

そして、次の登場したのが「大エビミックスフライ定食」です。なんて言ったって(大エビ×2)+(イカフライ×2)+(ホタテフライ)なんですから、見た目からして大満足。ご店主がメニューに「フライの王様」を書き添えたくなるのも頷けます。

ほらほら、こんなところにもご店主のおもてなしの熱い思いが現れていますね。

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びっくりするのはもちろん見た目だけではありません。みっちりと身の詰まったエビはプリップリでエビの甘みが舌を覆います。イカフライもしっかりと下ごしらえがしてあって、歯を立てる必要がないほど柔らかいので、イカは歯が立たないとおっしゃるご高齢の方でも、しっかり味わっていただけます。もちろんホタテも同様でサクッとした衣の中で、分厚いホタテの身が解けて旨味がにじみ出ます。

そうこうしているうちに、今日の本命の「そば特選みそかつセット」が届きました。目の前に提供されたお盆を目にすると、普段は細めの私の目がまん丸になりました。さすが、看板メニュー+看板メニューの揃い踏みです。

沼田の地といえば、北に谷川岳、南に赤城山を望む名峰に囲まれた景色の良い街として知られます。まさに、谷川岳と赤城山に同日に登山するようなメニューといっても良いでしょう。

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まずは、ロースカツの厚みをご覧ください。分厚いとんかつは日本全国数あれど、なかなかこの分厚さには出会えません。そして、厚さに感動するだけではないことが、特製みそだれをつけて口にしてすぐにわかりました。

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「ヤ・ワ・ラ・カ・イ!」一文字ごとに区切って叫びたくなるほどの感動を呼ぶ柔らかさです。そして、そのあとに舌を覆ってくれる豚脂の甘みと、その甘みに負けまいと主張するみそだれの甘みの絶妙のハーモニー。多くのとんかつ店が、かつにはソースという主張をする中で、あえてみそかつを看板にするご店主の心意気が伝わります。

みそかつをたった一口食べただけでこの衝撃。しかし、それで終わりではありません。谷川岳の次には赤城山が待ち構えています。そうです、田舎そばです。

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少し太めで腰のしっかりとした無骨ささえ感じさせるそばです。しっかりと武道の鍛錬を積んで、無駄な動きを一切見せない武士(もののふ)らしいおそばなのです。

さすが、真田信之が築城した城下町である上州沼田のとんかつ街道の名店です。豚侍ならぬ本物の武士の息語気を感じさせてくれます。

お汁もキリリと甘さ控えめで、喉越しがとても良く、あっという間にざる1枚分のそばを完食してしまいました。

そこで、みそかつに戻ってじっくりと分厚いカツに再度挑んで、改めて柔らかさを突き詰めてみました。単純に柔らかいのではなく、「歯がいらないほど柔らかい!」というほどの柔らかさ。

季節や産地によって異なる豚肉の柔らかさをいつも見極めながら、最適な肉を選んで提供しているご店主の目利きと下ごしらえの匠の技、そしてどこまでもお客様を最上の味でおもてなしをしたいという思いがあるからこそ、常に柔らかなとんかつが提供できているのだと思いました。

 

新作メニューに乞うご期待

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最後に登場したのは、沼田市の新名物「えだまメンチ」です。沼田地方は首都圏では「天狗枝豆」などのブランドで知られる高級枝豆の生産地で、贅沢にこの枝豆を使ったメニューも味わわないと、と追加注文しました。

こちらは、枝豆がたっぷりと使われていて、普通のメンチかつとは違った風味と歯ごたえが楽しめます。

そして、帰りがけにご店主から耳寄りな情報が・・・

「えだまメンチに続く新メニューが近日公開予定」とのことでした。地元の素材を使った「沼田揚げ」シリーズになるようです。しかも、その準備のために、新たに専用の農地を確保してその材料となる野菜のタネをこれから蒔こう、という力の入れ具合です。これは、また来なくては!もはや、ソフトなおもてなしの範囲を大きく超えています。

「新メニューができたらまた取材に来ます」、とだけお伝えして席を後にしました。

季節は、春休みから春休みから春休みからゴールデンウィークの10連休と続きます。ウインタースポーツも花見もと楽しめる沼田地方にお越しになったら、ぜひ一度訪ねてみてください。目も胃も気持ちも満足すること請け合いです!

 

今回は、ここまでです。どうもごちそうさまでした。

上州沼田とんかつ街道を行くは、まだまだ続きます。

 記者 板橋義也(NNETマーケティング・ディレクター)



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